仕事の こと

現役放送作家が綴る!ラジオで採用される、メールの書き方

ラジオを聴くようになって20年以上。
ラジオの現場で、
仕事をするようになって15年以上。

ラジオは楽しい。
ただ聴くだけでも十分楽しい。

だけど………

メールを送ると、さらに楽しめる

自分のメールが読まれるだろうか?
というドキドキ感。
自分のメールが読まれた時の高揚感。

そして、1度読まれたら、また読まれたいと思ってしまう、やみつき感。

メールを送ることで、番組に、
より“参加している”感覚
を味わえるのだ!

※応用編は、こちら!!

勇気を出してメールを送ろう

いつも聴いているけど、
メールを送ったことがない!
という人が、たくさんいるのも事実。

どんな風に送ればいいかわからない…
という人も、いるかもしれない。


はっきり言って、決まったルールはない。
自分が思ったように書けばいいのだ!

でも、書き方がわかれば送れるのに…。
という人が、もしいるのなら、
その背中を、ど―んと押してあげたい!

ラジオでメールを読まれた時の高揚感を、
初めて、しゃべり手に名前を呼ばれた時の
叫びだしたくなる感覚を、

できるだけ、
たくさんの人に、味わっていただきたい!

読みやすいメールを送ろう

読みやすいメールを送るのが、
採用への近道
…なのかもしれない。

メールの送り方は、
局や、番組によって、さまざま。

ホームページの、
投稿フォームから送るという番組なら、
項目を埋めて、送信ボタンを押せばいい。

では、アドレスを入力して、
メールを送る場合は?

スタッフや、しゃべり手側から見た、
読みやすいメールとは?

基本のフォーマット

ラジオで採用されるメールの例文

必ずコーナー名を書く

件名を見ただけで、
コーナー名が分かると、
スタッフも、しゃべり手も喜ぶ。

だって、読むのは「にんげんだもの」

ふつおたの場合は…

ふつおた(新曲○○の感想)
ふつおた(○○さんへの質問)
ふつおた(番組の感想)

など、件名を見ただけで、
具体的な内容がわかると、ありがたい。
だって、読むのは「にんげんだもの」

ラジオネームは最上部に

メールは、たいてい、ラジオネーム→本文、
という順番
で紹介される。

番組によって、都道府県名のみ紹介される場合もあるし、市・区・町・村名まで紹介される場合もある。

自分がメールを送る番組で、
「○○県のラジオネーム○○さん」と、
紹介されているなら、メールの最上部に、

○○県
ラジオネーム○○

と書かれていたほうが、読みやすい。
だって、読むのは「にんげんだもの」

適度な改行を忘れない

句読点は、もちろん!適度な改行も重要。

手書きで書けないような、
難しい漢字は使わないほうが無難。

どうしても難しい漢字を使いたいなら、
(ルビ)を振ったほうがいい。

だって、読むのは「にんげんだもの」

あいつのSNS、内容は面白いんだけど、
読みずらいんだよなぁ…と一緒である。

自分の送ったメールが、
A4の紙に印刷されることをイメージしよう。

※余談
昔「元(はじめ)ちとせさん」と書かれた台本を見て、
「もと、はじめさん」と読んでしまった、しゃべり手さんがいた…。
………ちとせ、どこへ行った!?

「元ちとせ(はじめちとせ)さん」と書いておけば、間違わずに済んだのであろう。

ルビの振り方も、実は重要である。

個人情報は一番下

住所や本名、年齢、電話番号などの
個人情報は、一番下に!

一番上に本名が書かれていたりすると、
しゃべり手は、
それがラジオネームだと勘違いして、
本名を読み上げてしまう可能性がある…。

だって、読むのは「にんげんだもの」

ただ、これらの個人情報は、
絶対に書かなければならない!
ということではない。

ただ書いておくと、
なにかの企画の時に、
番組スタッフから?しゃべり手から?
電話が、かかってくるかもしれないし、

紹介されると、もれなく
ステッカープレゼント!という番組もある。

書いた方が、
採用率が上がるということではない。

ネタコーナーの場合

ラジオで採用されるメールの例文002

ひとつのメールに書く、ネタの数は、3個以下がベスト!の気がする。

いっぱい書かれていたら、目移りしてしまう。

だって、読むのは「にんげんだもの」

ただ、な―んの決まりもないので、
自信のあるネタを思いついたなら………
ラジオで採用されるメールの例文003

どで―――んと、送ればいいのだ。

長文コーナーの場合

基本のフォーマットに沿いつつ、
適度な改行、適度な文章量を心がけること。

番組によっては、あまりにも長文だと採用されずらい場合も…。

だって、読むのは「にんげんだもの」

あいつのSNS、内容は面白いんだけど、
長いんだよなぁ…と一緒である。

自分の送ったメールが、
A4の紙に印刷されることをイメージしよう。

ひとつのメールに、ひとつの内容

・新曲にまつわる内容(感想&質問など)
・ネタコーナーへの投稿
・しゃべり手への個人的な質問

などなど、
いろいろ書きたくなってしまう!

その気持ちもわかるけれど、
ひとつのメールに、
ひとつの内容を心がけること…。

理由は単純、

・新曲にまつわる内容(感想&質問など)
・ネタコーナーへの投稿
・しゃべり手への個人的な質問

が、同じタイミングで読まれることは、
ほぼ、ないからである。

これらの内容を、3つのメールに分ければ、3回、採用される可能性があるけれど、ひとつのメールに、まとめて書いたら、どれか、ひとつしか採用されない…かもしれない。

最も重要なのは内容である

メールの書き方について、好き勝手に、
さんざん言いたい放題してきたところで、
最も重要なのは、もちろん!内容である。

どんなに読みずらいメールであっても、
ものすご―くおもしろければ、採用される。

その読みずらさを、いじられることもある。

読みやすいメールを送ってほしい!
なんて言うのは、
届いた膨大な量のメールを
“まず”仕分けする、スタッフのエゴ。

おい、おまえ!
自分勝手なエゴを押しつけやがって!
とお思いであろう…。

が、しかし!
届いた膨大な量のメールを
“まず”仕分けする、スタッフも、
あなたと同じ、人間なのである。

※同じ内容のメールを何度も送るのは、やめていただけると、ありがたや。ありがたや。

さあ、メールを送ろう!

人間が、いかにわがままで、
自分勝手なのか?を説いたところで!

「にんげんだもの」の無限ループにより、
言い訳し続けたところで!

さあ、わがままに自分勝手に、
メールを送ってみよう。

自分なりのフォーマットで、
送り続けることで、
しゃべり手の視覚に訴え、
「あ、このメール!あの人からだ!」
な―んて、覚えてもらえる可能性もある。

※2017年12月1日追記!
応用編は、こちら!!

【まとめ】
ラジオって楽しいよ!

【謝罪】
ラジオ業界の皆様
偉そうなことを書いて、
本当にすみませんでした…。

精進します。

ラジオブロス
by カエレバ

▼そもそも、ラジオネームって、
どうやって決めればいいんだ?という方は、
こちらの記事を、片手間に、ご覧ください。