序章:原因不明の頭痛
我が人生、だいぶ長いこと頭痛に悩まされてきた…。
とにかく頭が痛い。
頭だけではなく歯茎も痛い。
目の周りも痛い。
顔も痛い。痛い痛い痛い。
頭痛薬を飲むと、一時的に痛みはおさまる。だけども、また痛くなる。
痛いのキライ!痛いのイヤダ!!
なんとなく、ごまかしごまかしやってきたが、意を決して、病院へ行くことを決めた。
のだが!
まあ、めんどくさくて、決めてから、一週間後くらいに、まずは、神経内科を受診した。
1.神経内科
が、しかし!原因不明。
何も得ることなく、眼科に行くよう勧められた。
2.眼科
眼科へ行き、今度は検査の結果、若干の斜視であることが、わかった。
30代にして初めて知った。大人になっても、自分のことがわかっていないもんだ。
が、しかし!
そこまでの頭痛の原因ではないだろうと。
そこで、わたしは、もしかしたら、肩こりが原因かもしれない!と思い始めた。
いつもお世話になりまくっている、わたしが一方的に「せんせい」と呼んでいる友人に相談して、オススメの整骨院を紹介してもらった。
3.整骨院
そこで、自分が、ストレートネックだということが、わかった。
30代にして初めて知った。大人になっても、自分のことがわかっていないもんだ。
そこの整骨院がすばらしく極楽のようだった。いや、正確には、わたしが、勝手に想像するところの極楽のようだった。(どうでもいい)
しかし、極楽気分は長続きせず、数日経つとまたしても、頭痛が襲ってきた。
しつこい、頭痛。
しつこいやつは嫌われるぞ。
昔は純愛って言われていたかもしれないけど、今だと、すぐにストーカー扱いだからな。
とにかく、これがサイゴだ!
そう覚悟を決めて、家から、わりと離れたところにある、脳神経外科へ行った。
4.脳神経外科
神経内科から始まり、4カ所目。なんとか、ここで、頭痛の原因を突き止めたい。
診察室にいたのは、なんとなく、いけ好かないタイプの、おそらく年下の、中肉中背(※AMラジオ体型)の男性医師だったが、こいつに、すべての望みを託した。
そして、言われるがままに、MRI検査をしまして、診察室に戻ったところいけ好かないタイプの男性医師は、
わたしに向かって、こう言ったのだ。
「………ちくのう症ですね」と。
頭痛の原因、ちくのう症
ち、ち、ちくのう!?
1万円ちょっと払って、視界を、さえぎられた状態で、なんか近未来的な土管みたいのに入って、
ああ、いま地震が起こったら、どうしよう…な―んて思いながら、検査を受けた結果、わかったことが………
ち、ち、ちくのう!?
30代にして初めて知った。わたしちくのう、ちくのうわたし。大人になっても、自分のことがわかっていないもんだ。
わたしの頭痛の原因は、ちくのう野郎だったのだ。見せられたMRI画像、顔面、うみだらけ………恐ろしや。
っていうか、1万円ちょっと払って、セレブ感漂う、小ぎれいな待合室で、おまえなんかが来る場所じゃない!と言われるんじゃないかと、ひやひやしつつ年下(予想)の、いけ好かない男の言われるがままになった結果が、ちくのう!って………。
この!こんちくのう!!
………すみません、指が走り過ぎました。
とにもかくにも、原因がわかりまして、つまりは、耳鼻科へ行けば良かったんだと。ここまで、長い道のりでした…。
わたしちくのう、ちくのうわたし
常夏の ちくのうベイベー
Tomorrow never ちくknows
ちくのう never knows
ちくno no cry more 泣かない
※「AMラジオ体型」
AMラジオのスタッフに、なぜか多めの、中肉中背。ちなみに、パソコンはwindows率高め。
⇔対義語「FMラジオ体型」
シュッとしている。ちなみに、メガネや、帽子など、おしゃれ小物を身に付け、パソコンは、ほぼほぼAppleを使用。
※そして、ちくのうは、慢性化の道をたどることに。