りんと申します。
▼川野将一 著『ラジオの残響
ヘビーリスナー聴く語り記』
▼ラジオ愛が詰まり過ぎて
酸欠になりそうな1冊(褒め言葉)
▼ラジオが好きなんだよなぁと
改めて思い出させてくれる
大切な1冊になりました。
『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』川野将一 著
偉大なる先輩が、またとんでもない偉業を成し遂げました。
2021年6月17日に出版された『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』(双葉社)
「テレビの放送作家でラジオのヘビーリスナー」川野将一さんの、2016年出版『ラジオブロス』に続く、“ラジオ本”です。
「ラジオが一番カッコいい」
RHYMESTER(ライムスター)宇多丸さんの帯のコメントがカッコよすぎて、本を開く前から泣けてきます。
ホラ見ろやっぱりいつだって、
ラジオが一番、新しくて
面白くてカッコいい……
なんたって、こんな風に聴いてもらえてるんだから!
ラジオが好きな人(リスナー)はもちろん、ラジオに関わるすべての人が読むべき1冊。“こんな風に聴いてもらえてる”ことを改めて実感できる、幸せに思える、そんな1冊です。
約52万字・全768ページ
出版のタイミングで先輩から、この本を送っていただきました。
“ぜひ読んでいただきたいと思っている皆様”の、1人に選んでいただき恐縮です。
褒めるわけではありません。
いや、先輩を褒めるだなんて……どこ目線だよ! なんですが、先輩すごすぎますって。
辞典か! というレベルの厚さ。全768ページ、約52万字って……。
2000字超えたくらいで1度集中力が切れるわたしからしたら、正気の沙汰とは思えません。
取り上げた番組の数は約200?
こちらの本の中で取り上げた番組数は、約200!?
各章の見出しとして、目次に番組名が挙がっているものだけでも以下の通り。
『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』
『サンドウィッチマンのラジオやらせろ! 』
特別編「SMAPラジオ 華麗なる終焉」
『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo』
『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』
村上春樹『村上RADIO』
『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』 『春風亭昇太と乾貴美子のラジオビバリー昼ズ』
『菊地成孔の粋な夜電波』
『広末涼子のがんばらナイト』
『ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン0』 『ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン』
『倉本聰 富良野からの風を』
特別編 「電気グルーヴの平成ラジオ 〜『オールナイトニッポン』から『たまむすび』まで」
『清水富美加 みなぎるPM』
『コサキンDEワァオ! 』
チャットモンチー『SPARK』
『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』
『新垣隆の音楽室』
『小泉今日子のオールナイトニッポン』
『雨上がり決死隊 べしゃりブリンッ! 』
『ウィークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』
松岡茉優『AVALON』
『菅田将暉のオールナイトニッポン』
特別編「コミュニティFM『渋谷のラジオ』開局リスニング一年記」
『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』シリーズ
『上沼恵美子のこころ晴天』
『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』
『ユニコーンのオールナイトニッポン』
『ゆうがたパラダイス「赤い公園・津野米咲のKOIKIなPOP・ROCKパラダイス」』
『オードリーのオールナイトニッポン[10周年編] 』
『Berryz工房 嗣永桃子のぷりぷりプリンセス』
『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』
『ハイ! SPEEDで行こう! 』
『安住紳一郎の日曜天国』
『裕木奈江のオールナイトニッポン』
ピーター・バラカン『Barakan Beat』『ウィークエンド・サンシャイン』 ≈
『斉藤由貴「オールナイトニッポンMUSIC10」』
『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』
『さくらももこのオールナイトニッポン』 『ももこのおしゃべりチャンネル』
特別編「『めちゃイケ』アフター ラジオで愁活(シュウカツ)」
槇原敬之『 Who cares? 』
特別編「永六輔 叶わなかった生放送の大往生」
今回、残念ながらわたしが担当している番組はありませんでしたが、いちリスナーとして聴いている番組や作家仲間の担当番組も!
どこから読もうか?
最初から順番に読むか? それとも気になる番組から読んでいくか?
“特別編 「電気グルーヴの平成ラジオ ~『オールナイトニッポン』から『たまむすび』まで」”だなんて、あの“伝説のオールナイト”について、どんなことが書かれているのか気になって仕方がないと思っていたら……。
どこから読む?最初から読む?
我が娘10歳・小学5年生。
めちゃくちゃおもしろいよ!
おい、お前どこ目線だよ……はさておき、どうやら小学生にも響いたようです。
我が家には、もう1人1週間で40時間以上ラジオを聞く、もしかしたら労働時間以上にラジオを聴いているオットもいるので、これは本の取り合いだなと。
母さんは、平日の昼間に1人静かに読むことにしようと読み始めたわけですが……。
ラジオって、いいもんですね
もうさ、すごいんですわ。情報量と愛がハンパないんですわ。(関東出身)
こことここを紐づけて? この時のこんな細かい情報まで網羅されているだなんて……。
本当にいいもんですね。
放送作家という名の、もはや“なんでも屋”のわたしですが、そうだよなと。
わたしはラジオが好きでラジオの放送作家がやりたくて、放送作家になると決めたんだよな……そうなんですよ、先輩。
著者の川野将一さん(先輩)と出会ったのは、まさに“駆け出し”だったギリギリ10代の頃。BSデジタル放送が開局する前の話です。
あれから20年以上の時が経ち、わたしが“なんでも屋”でありながらも“放送作家”を続けられていること。
数えるほどしかないですが、ラジオの仕事を続けられていること。
“しあわせ”。
これから、どんどんおばちゃんからおばあちゃんに近づいていく中で、いつまで“ラジオの作家”を続けられるかはわかりませんが、この本を読んで改めて、できるだけ長くラジオの仕事を続けたいと思いました。
ラジオに関わる人、ラジオが好きな人が手に取ったならば、そうなんだよ! そうなんだよ! だからラジオって面白いんだよ! が、リアルな重量と共にずっしり伝わるはずです。
2千文字くらい書いて集中力が切れかかった時に手に取って、少しずつ読み進めたいと思います。
前回の『ラジオブロス』では、わたしが担当していた番組も取り上げていただきました。
川野さんから頂いた広辞苑は、我が家の片隅に、今でも大切に保管してあります。 https://t.co/HlkMrrGxbc
— りん / 放送作家 (@fukudarin) November 29, 2016
また先輩に取り上げていただけるよう、わたしも日々精進します。
すべてのラジオ好きに、この本が届きますように。
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※ちなみに、「放送作家りんのブログ」にちょこちょこ登場する“先輩”とは1人のことではありません。ダイスキな先輩が身近にたくさんいて、わたしはしあわせです。
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